2019/07/05(配信元:FCオーナーズ運営事務局)
春から注目されていたポール・スミス展(7月27日~8月23日、上野の森美術館にて開催中)、大盛況のようですね。皆様はもう足を運ばれましたか?
ポール・スミスは名前の通りポール・スミスというデザイナーが1970年にイングランドのノッティンガムという町でお店をオープンしてからイギリス・ヨーロッパに広がり、アジア、アメリカ、世界中で愛されるスタイリッシュなファッションブランドと成長しました。日本では百貨店やマルイなど、様々な場所で目にするブランドです。
実はこのポール・スミス、フランチャイズビジネスなんです。
そして、ポール・スミスだけでなく、数多くの海外アパレルブランドがフランチャイズビジネスとして世界に名を広げているのです。
日本語では「フランチャイズ契約」と呼ばずに「ライセンス契約」と呼ばれています。内容は同じで、日本の企業(ポール・スミスであれば伊藤忠商事)が、マスターライセンシー(ブランド保有者からブランドの使用許諾を受けること)となり、ブランド製品を直接生産・販売する代わりにロイヤリティ(ブランド名・ロゴ使用料)をライセンサー(ここでの場合ポール・スミス)に支払うのです。
店舗の種類は直営店、FC店、卸店の3つがあり、伊藤忠商事が展開しているポール・スミス店舗は、FC店と呼ばれる。ここで「ライセンス店」と呼ばれないことから、フランチャイズとライセンスを全く別物のビジネスであると捉えられやすいのですが、実は同じなのです。
このフランチャイズビジネスの仕組みは、基本的に個人、法人、日系、海外、関わらず同じような形になっていると言えます。皆さまが普段来ているお洋服も、実はフランチャイズ化されて海外から輸入されているものが多いでしょう。また、もちろん日本ブランドを海外に輸出し、ライセンス契約を行うことも、フランチャイズビジネスです。
いかがですか、少しずつ「フランチャイズ」というものの実態が見えてきましたか?ぜひ自分自身がどんなことをフランチャイズ契約することができるのか、普段から少しずつリサーチをしておきましょう。