2019/07/05(配信元:FCオーナーズ運営事務局)
例えばあなたが友達とご飯を食べに行くとします。
美味しさ、安さ、近さ、雰囲気。。。選ぶ選ぶ要素はいろいろあります。何を重視されてますか?
飲食業界で重要なのは、消費者に選ばれること。そして選ばれる為に、戦略が有効であること。その戦略の一つとして、現在、「食べ放題」に注目する企業が増えています。
ダスキン運営のドーナツ専門店ミスタードーナツ(以下、略称ミスド)は、この夏、食べ放題を全国店舗で初導入予定。1200円で、ほぼすべてのドーナツと飲み物が食べ放題になります。
戦略内容は、まず全国のフランチャイズチェーン運営者から食べ放題サービスへの参加店を募集。食べ放題キャンペーンの頻度、時間帯、期間などはFCオーナー各自の判断に委ねられています。ちなみに過去にダスキンは3カ月程度、立地が異なる複数店舗で値段、対象商品を変えて試験的に行っており、その際の消費者の反応が良かったため全国展開として導入を決しました。
(2016/7/13 日本経済新聞要約)
他の企業でも食べ放題戦略は注目されています。
ホットランドが展開する築地銀だこも東京・池袋店で食べ放題を実施しており、また過去に大ヒットとなった日本ケンタッキー・フライド・チキンでも7月から食べ放題を実施しています。
戦略効果としては、
・お値打ち感がある
・口コミで話題になりやすい
・実験店にて来店頻度の向上成果あり
・店舗の閑散時間帯に来店者を呼び込む
などが挙げられます。
ファストフード業界では、基本的に価格引き下げ×集客数増加を導入する戦略が主流。しかし価格引き下げは収益悪化に繋がることも多く、また飽きてしまった顧客が離れていく危険性もありました。今後競争率の激しい飲食業界で生き残るには、今回のような話題性の高いキャンペーンを打ち出せる企業などは柔軟性があり、フランチャイズビジネスを共営していく中で心強いでしょう。