フランチャイズの失敗例と回避法 | フランチャイズニュース

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フランチャイズの失敗例と回避法

2018/01/29(配信元:FCオーナーズ運営事務局)

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今回は、フランチャイズビジネスにおける失敗例と、その回避法について記載します。
私は、コンサルタントとしてフランチャイズビジネスに加盟された方に沢山会ってきました。ビジネスが成功し天職に付けたと話される方も多くいますが、一方で失敗される方も見てきました。今回は、3つの失敗例を取り上げ、その回避策を記載したいと思います。その情報がフランチャイズに加盟される方の成功する為の一助になれば幸いです。

失敗例1「店長の実務能力が欠如」
フランチャイズであれば、本部がノウハウを持っているので誰でも経営できると考え、失敗しているオーナーがいます。
豊富な資金を持たれている方は別ですが、多くのフランチャイズオーナーは、自身が店長として最初は働きます。店舗が成功し多店舗展開をしていくと、オーナーの仕事は実務から離れて、経営者としての仕事に切り替わっていきますが、最初は店長からスタートです。
フランチャイズにも様々な業種・業態があるので、一概には言えませんが、基本的に店舗運営をしていくためには、従業員をマネジメントし、リピーターに出来るように顧客とコミュニケーションを取るなどの実務能力が必要です。それらの実務能力が全くないと、いくら成功するための情報が提供され成功しやすいフランチャイズビジネスでも失敗に終わってしまう可能性が高いでしょう。

回避策:
同業界での職務経験を積んでからフランチャイズに加盟する、あるいは、実務能力のある人を店長として採用しフランチャイズに加盟する
最低限の実務能力を付けるために、加盟検討している業界で従業員として働く期間を持っても良いかもしれません。1年も働ければかなりの情報とスキルが身に付きます。それらの情報やスキルが、フランチャイズオーナーとして開業した際に、大変役立ちます。私が知っている成功しているフランチャイズオーナーは、一部の例外を除き、その業界での経験を多少なりとも持っています。
あるいは、あなたが資金に余裕がある場合は、その業界での経験者で実務能力が高い店長候補を発掘してから開業しましょう。
店舗ビジネスの場合、店長次第で、大きく状況が変わります。実務能力が高い店長がいれば、良い運営をしていく事は可能です。そうすれば、仮に立地がそれほど良くなくても、徐々に固定客が付いていき、利益が出せるようになっていくでしょう。

失敗例2「我流での経営」
フランチャイズに加盟したにも関わらず、フランチャイズ本部から学ぼうとしないオーナーがいます。
私が経営相談したあるオーナーは、大きな赤字が出ていますが、本部の社員が気に入らないのでもう店に来るなと伝えた、自分がやりたいようにやる、と言っていました。そのオーナーは、お客様スタンスで、本部社員に対して横柄な態度を取られており、フランチャイズ本部と良い関係性が築けていませんでした。勿論、そのような状態では、フランチャイズ本部から得られるはずの良い情報が加盟店に届きづらくなります。
フランチャイズに加盟する大きなメリットは、フランチャイズ本部が蓄積しているノウハウを得る事です。
それらのノウハウは、フランチャイズ加盟後の研修で配られるマニュアルに記載されているものだけが全てではありません。なぜなら、フランチャイズ本部は、全国の加盟店から日々の運営の中で生まれるノウハウを収集しており、それらの成功するための情報は常に進化しているからです。また同じ看板を掲げたフランチャイズチェーンでも店舗の現在の状況によって取るべき施策は違ってきます。正しい現状把握の上で、フランチャイズ本部のノウハウを活かすことができます。それらの正しい現状把握及びその状況に合わせた施策の選択はフランチャイズ本部社員の力が大きな助けになります。フランチャイズ本部の社員は、数多くの加盟店を見てきており、彼らが持つ知識や情報は、加盟店が成功するうえで非常に有益です。

回避法:
フランチャイズ本部と良好な関係性を築き、成功するために必要な情報が得られる状態を作る
フランチャイズ加盟後は、フランチャイズ本部社員と良い関係性を築き、いつでも気軽に連絡が取り合える状態を作ることが、成功するうえで非常に重要です。良い情報が加盟店に届きやすい状態を作りましょう。
フランチャイズ本部と加盟店は、サービス提供者と顧客という関係性ではありません。フランチャイズ本部をビジネスパートナーと捉え、フランチャイズ本部から謙虚に学ぶ姿勢を持つことが大事です。そして、フランチャイズ本部が主催するセミナーには、忙しくても参加すべきです。そこで得られる最新の情報は日々の経営に必ず役立ちます。また、それらのセミナーに参加している他の加盟店オーナーとの繋がりを持つことも大変価値があります。
フランチャイズ本部社員と良い関係を築きましょう、と言いましたが、人間なので気が合う、合わない、があるかと思います。よって、フランチャイズ加盟前に、出店エリアのスーパーバイザーと面談する機会を可能である限り持ちましょう。そして、もしそのスーパーバイザーに不満がある場合は、別のスーパーバイザーに変えてもらうように本部に依頼した上で加盟契約するかを決断しましょう。
担当スーパーバイザーと共に繁盛店を作り上げていこうと思えるかどうかは重要です。共に悩み相談しやすく、適切なアドバイスを提供してくれるスーパーバイザーかどうかを見極めましょう。

失敗例3「運転資金不足」
フランチャイズで開業し、半年もしないうちに資金ショートしているフランチャイズオーナーがいます。フランチャイズ加盟募集の資料を見ると初期投資額の見積は記載されていますが、運転資金がいくら必要かまでは記載されていないケースが多いです。なぜなら、運転資金がいくら必要かは一概に言えないからです。よって、運転資金を十分に準備せずに加盟し、ビジネスが思ったように立ち上がらず、その場合、すぐに資金ショートしてしまいます。その際に、銀行やフランチャイズ本部から融資を受けられれば良いですが、それらが不可能だった場合、せっかく作った店舗をすぐに売却あるいは畳まなければならなくなります。

回避法:
ビジネスが上手く行かない想定もして、それでも耐えられるだけの資金を準備してから加盟する
フランチャイズ本部から提供される収支計画通りに行くと考えず、上手く行かなかったケースの収支計画を自身で作成しましょう。そして、売上がほとんど立たなくても、1年は運営できるだけの運転資金を準備することをお勧めします。1年経営努力しても赤字の場合、そこから繁盛店を作るのは非常に難しいです。よって、店を売却、あるいは畳んだ方が賢明かと思います。
融資を受ける場合は、初期投資額のみならず、運転資金も考慮して融資申請をしましょう。

まとめ
フランチャイズは、成功ビジネスモデルのパッケージであり、一から自分でビジネスを立ち上げるよりも成功可能性は高いと言えるでしょう。とは言え、独立する事には変わりないので、準備を怠らないようにしましょう。それは、起業前に資金を十分に準備する事や経営者になる為のスキルを高めておくことです。また、他者(フランチャイズ本部など)から積極的に学ぶ姿勢も重要です。それらが実行できる方は、フランチャイズビジネスで起業し成功できる可能性が高いと思います。


【記事監修者プロフィール】
森田 剛
中小企業診断士

東証一部上場・大手フランチャイズ専門コンサルティング会社にて、飲食・学習塾等のフランチャイズ展開の支援を行う。支援内容は、経営戦略構築、店舗出店、人材採用、資金調達、店舗運営の実行支援など。その後、経営大学院(MBA)で経営を学び、現在は、フィリピンにて2店舗の飲食店を経営。経営するGO GO CAFEは、セブ島の大人気レストランとして、各種メディアに取り上げられる。フィリピンの最も知名度の高い情報番組や新聞、日本ではTBSの人気番組、世界サマーリゾートで取り上げられる。
今後は、フランチャイズ専門の経営コンサルタントとして、フランチャイズチェーンの東南アジアへの海外進出支援を行う予定。

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