2019/07/05(配信元:FCオーナーズ運営事務局)
ある静岡出身の人からの一言。
「関西人は、何でもビジネスで考えるらしい」
関西。
関西を一言で言えば、商いの街。
例えば江戸時代から大阪は「天下の台所」と呼ばれ、今でもレストランや飲食店の多いエリアとして広く知れ渡っていますよね。
その飲食産業の強さは現在も変わらず、
全国で人口に対して飲食店の多い都道府県ランキングで、全国3位に高知県、4位に大阪府、7位に京都府と、関西エリアがランキング上位に寄っています。(2011年公表)
そしてこの飲食店にはもちろんフランチャイズ飲食店も含まれています。
(*ランキングデータの「飲食店」とは平成14年3月改定の日本標準産業分類による「一般飲食店」及び「遊興飲食店」に該当する民営事業所です。人口1000人当たりの飲食店数計算)
さて、そんな飲食店などのフランチャイズ経営・独立を行っている人が多い街は、やはりほとんどの人が常に将来のビジョンとして「独立」を意識しています。
おそらく「商いの街」として根っからの商人気質が多いと思われます。
ちなみに作家の藤本義一は関西人の特徴として、「アイデアマンが多い」と語っています。
普段から何でもビジネスマインドを持って接しているから、新しい発見に敏感でいられるのでしょうね。
では、そんな関西人はどんな風にビジネスマインドを形成しているのでしょうか?
実は、一つの物事に対して
「考えるビジョン」
が違うのです。
例えば、あなたがショッピングをして、そのお店のスタッフの対応が良かったとしましょう。
ほとんどの人が、
「さっきの人って対応良かったな。気持ちよく買い物できたし良かった。」
「今度また何か入り用になった時はあそこに以降かな」
と思います。
そこでビジネスマインドが強い関西人はちょっと違います!
「この人の対応って良かったな。時給は多分○○円だろうな」
「きっと良い研修受けてるんだろうな。研修は何日だろう?このブランド規模だったら、本社とかでまとめてやってるのかな?それともアルバイトと正社員分けてるのかな?」
「この人数のバイトと社員だと、売上は○○以上じゃないと苦しいな」
「このお店、○時に閉店するけど、○時以降はこの近辺では購買ニーズが低いのかな?」
などと思います。
どうでしょうか?
ポイントは、「考えるビジョン」が「消費者目線」では無くて「経営者目線」で考えているところにあります。
皆さんも普段の生活で何か気になったり感じたものを、「経営者目線」で捉えてみると、意外な新しい事業アイデアがひらめいたり、フランチャイズ・独立など、自分に合った経営スタイルを見つけることができるかもしれません。