いつかは開業したいと考えている方の中には、「今の仕事を辞める勇気がない」「成功よりも失敗のビジョンが浮かんでしまう」など、ネガティブ思考に陥ってしまっている方もいるかもしれません。ゼロから始めるのは怖い、でも開業の夢を諦められないという方は、副業としてフランチャイズ事業に乗り出してみてはいかがでしょうか。
今回は、副業におけるフランチャイズのタイプやフランチャイズを利用するメリット、開業する際に押さえておきたい成功のポイントについてご紹介します。
副業としてのフランチャイズにはふたつのスタイルがある
副業としてフランチャイズを行う場合、大きく分けてふたつのスタイルがあります。
- ・小規模な仕事を行う
- 空いた時間に小規模な仕事を自分で行うスタイルです。例えば「クリエイト・ア・ブック」のような無店舗型のビジネスは、自宅など場所を選ばず行える他、在庫を抱えることがなく低リスクで始められます。「輸入物販アドロジ」は1日1時間ほどネットを使って商品のリサーチをするだけなので、無理なく始められます。小規模な仕事は、高収入は見込めませんがリスクが低く、マイペースに始めることができます。
- ・店舗経営のみを行う
- 店舗経営のみに注力するスタイルです。例えば、カフェのように店頭に立って接客を行ったり、商品やサービスを提供したりといった仕事は人を雇ってまかない、自分はあくまでも経営のみを行います。店頭に立つ必要がないので本業を疎かにすることなく始められる他、本部のサポートがあるため経験者・未経験者を問わず経営に深く関わることができます。
副業としてフランチャイズ事業を始める5つのメリット
副業としてフランチャイズを始めることで、いろいろなメリットを得られます。
- ・リスクを回避しながら開業できる
- 副業としてフランチャイズを行う最大のメリットは、リスク回避ができることです。今の収入をキープしつつ開業を始めることができるため、仮に売上が低くても収入がゼロになることはありません。また、既に成功している本部のビジネスモデルを借りられたり、本部からアドバイスをもらったりすることもできるので、経験がなくても安心して挑戦できます。
- ・経営感覚を身につけることができる
- 経営者としての能力がなければ、仮に開業しても失敗してしまいます。例えばサラリーマンなどは毎月決まった日に給料が入りますが、経営者はそうもいきません。売上がよくても入金が翌月に持ち越しになるというケースもめずらしくないためです。売上と入金のズレや、利益と資金繰りの確認などは、一日やそこらで身につくものではありません。しかし、フランチャイズであれば本部から経営に関するアドバイスをもらえるため、未経験からでも効率よく経営感覚を磨くことができるのです。
- ・視野が広がる
- 副業を始めることで、いろいろな人に出会うことができます。特にフランチャイズは本部とのコミュニケーションが大切になり、自分の知らなかったことや気付かなかったこと、想像もつかないような柔軟な考え方を知ることができます。凝り固まった視野が広がることで、どんな分野で開業して成功したいのか、そのためには何が必要なのかを導く力を養うことができます。
- ・スキルアップができる
- フランチャイズを利用して副業を行えば、専門的な技術を必要とする仕事にも挑戦できます。例えば、トータルリペアなどの修理系は技術習得サポートがしっかりしている他、セミナーなどを介した営業サポート体制も万全なので、未経験の方でも安心してチャレンジできます。新たな分野の知識や技術を学ぶことができ、結果としてスキルアップにつながります。
- ・費用を抑えて開業できる
- 会社や店舗を経営する際、先立つものはお金です。もちろん、法人や個人事業によって費用は異なりますが、開業にかかる諸々の経費や当面の生活費は確保しなくてはなりません。しかし、フランチャイズならさまざまな形態・業種の本部があるので、費用を抑えて開業することも可能/strong>です。
フランチャイズ副業を成功させるためのポイント
フランチャイズ副業を成功に導くポイントは、主に下記の4つです。
- ・明確なビジョンを持つ
- 副業だからと、お小遣い稼ぎ程度の考えで始めるのは危険です。いくら本部からアドバイスをもらえるからといっても、自分で志を高く持たなくては飛躍は期待できません。どんな事業に挑戦したいのか、どの程度の規模に収めるのか、将来性があるかなど明確なビジョンを持って始めましょう。
- ・最小限の仕事にとどめる
- 副業でフランチャイズ事業を始める際は、どの点に注力して事業を進めるのかを考えましょう。本業を怠ることなく副業に多くの時間を割くことは、現実的にみて難しいもの。中途半端に手をつけても失敗してしまう可能性を高めるだけなので、無駄を省き、副業に集中できるよう最小限の仕事にとどめておくことが大切です。
- ・優秀な人材を雇う
- 店舗経営を視野に入れているなら、優秀な人材を確保することも必須条件です。副業としてのフランチャイズ事業を検討している段階から、任せてもいいと思える優秀な人材をピックアップしておきましょう。
- ・開業資金を減らす
- 副業としてフランチャイズを始める際にはある程度の開業資金が必要になるため、いかにして開業資金を減らせるかを考えることが大切です。借り入れやリースなどの仕組みを理解し、上手に金策を行いましょう。
副業の労力をいかにして減らすかがカギ
副業としてフランチャイズ事業を始めれば、リスクマネージメントをしながら経営のノウハウを学べます。仮に事業が失敗してしまったとしても、本業があるので路頭に迷うことはありません。ただし、本業と副業を両立するとなると、費やす労力も時間も2倍。いかに副業のほうの労力を減らし、限られた時間を有効活用するかが重要なポイントになります。上記でご紹介した成功のポイントを参考に、副業としてのフランチャイズ事業にチャレンジしましょう。
(本コラムでご紹介している金額・期間・手続方法などの情報は、一般的なものにとどまります。詳しくは、FCオーナーズにお問い合わせください。)