aiaidy212121さん
学生時代の友人3人と起業しようと計画を進めています。起業について話すと必ず「共同経営はリスクが大きい」と心配されるのですが、どのようなリスクなのでしょうか?
孫堅 さん
共同経営のリスクは、経営陣同士で揉める可能性が非常に高い点です。というのも、例えば利益を共同経営者同士で折半する、という約束だった場合、自分は相手より働いて稼いでいるのに、という不満が出て来ます。それらを相手に言ってしまうと、お互いが不信感を持つようになります。
よって、共同経営を上手く行うためには、よくコミュニケーションを取り、お互いを尊重し合う姿勢が大事です。例えば、相手の会社に対する貢献度が自分より高い事が明確だった場合、今期は相手の報酬割合を自分より高めて良いよ、と言ってあげたりなど、お互いが不満を持たないようにする工夫が重要です。
ヒューズ さん
夫婦や親子のような関係の共同起業は別として、友人等との共同起業はリスクが非常にリスクが高いと思います。
起業に向けて活動している時点では同じ方向を向いているパートナー同士でも、起業して事業を続けていくと、段々と方向性や事業への思い入れにズレが生じてきます。
このようなズレは、事業が軌道に乗らなくても、順調に進んでも生じてしまうものです。
ズレが生じた結果、一部のパートナーが経営から去ることになった場合、そのパートナーは出資した資金の回収を望むことになります。そうすると、経営にも支障が生じて、せっかく軌道に乗りかけた事業が頓挫するような事態も往々にしてあります。
もっともリスクの高い共同起業の典型は、「対等なビジネスパートナーとして50:50で出資し合って起業しよう!」というようなケースです。このようなケースでパートナー同士の意見に食い違いが生じると、前にも後ろにも進めなくなります。
その対策として、3人での共同起業であっても「80:10:10」のように圧倒的に経営への支配力に差を持たせる出資割合とすることも1つの選択肢です。
3人の関係が長期に渡って今の想いとその延長のままでいられるか、もし、3人の関係にズレが生じた場合にどう備えるか等について想像力を働かせて検討されるのが良いと思います。
質問に答える
FCオーナーズに相談