台風と経済効果 | フランチャイズニュース

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台風と経済効果

2019/07/05(配信元:FCオーナーズ運営事務局)

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台風の発生頻度が増えてきました。予定の変更を余儀なくされている人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

昔は「風が吹けば桶屋が儲かる」と言われたように、天候の変化は一時的にではあれ、その地域の経済状況を左右します。
台風の発生には、プラス、マイナス両方の経済効果があります。

プラスの経済効果
・台風の損害によりインフラ企業の仕事が増える
・タクシーやデリバリーサービスビジネスが活発になる
・屋内に籠る人が増えるので通販、ネットビジネスの売り上げが伸びる
・ダムの貯水量が一気に上がる
・清掃業者への仕事が増える

マイナスの経済効果
・外食産業の売上が下がる
・航空会社や旅行会社などの旅行産業はキャンセルにより損害を被る
・娯楽産業は来訪数が減り営業売り上げが下がる
・農業に大損害を受ける

などの様々な効果があります。
総合的に判断すると、台風によって外出者は減少するため、経済活動は活発になることはありませんが上記のように一時的な需要が発生するビジネスもあります。株価は天候・災害情報を提供する企業や建設関連の企業を除くと下落することが多いようです。


ただし、TVニュース等でお感じの通り、台風による経済効果の話は道徳的に反する内容も時に含まれてしまうので、基本的に公に話すことはありません。台風のせいで家屋が崩壊したり、亡くなられる人もいます。また、家屋が崩壊し新たに購入するためローンが加算されて生活が二重苦になられる人もいます。経済やビジネスを考えていると、ついつい客観的に検証してしまいがちですが、そのような辛い思いをしている人がいることを忘れずにいたいですね。